◆オカセイ便り 第50令和5年4月◆
こんにちは。
野球WBCで日本が優勝しましたv(^^)v
頑張ったのは選手だけではありません。
監督、コーチ、チームスタッフ、そして観客。
誰が抜けてもこの勝利はありません。
全てが地道な努力と巡り合わせ。
一人ひとりの日々の積み重ねと想い、それが「掛け算」して奇跡は起こるのだと大切なことを教わった試合でもありました。
さて、日々の小さな気付きや発見、皆さまにお役立ていだける情報を盛り込んでお届けしております「オカセイ便り」。
今月もお付き合いいただきますようお願いいたします。
★ 役に立たない弱いロボット「ニコボ」に熱い視線 ★
今まで人間の感性で表現される文学作品なども対話型のAIソフトで即座にでき上ってしまう時代。
AI(人工知能)やAI搭載ロボットの進化が止まりません。
AIロボットといえばお掃除ロボット「ルンバ」や、人型のコミュニケーションロボット「ヘッパーくん」などが有名ですが、産業用では料理ロボットや被災地などで活躍する人命救助ロボット、海外では警察官ロボットなんかも登場しています。
ますます驀進すAIやAIロボット、もはや進化を止める事はできず恐怖すら感じる昨今です。
そんな中、先月パナソニックから販売が発表されたAI搭載の家庭用ロボット「NICOBO(ニコボ)」に注目が集まっています。
重さ1,5Kg、柔らかい毛に覆われた直径20センチの丸小さなロボット。
報道によると尻尾の付いた丸い体には目と鼻があり、普段はぽおーっとしていて、独り言を言ったり、おならをしたり。
撫でると人なつっこい仕草をして独特の「モコモコ語」や片言の日本語を話すとか。
2021年2月に企画が発表され、クラウドファンディングで呼び掛けると7時間で1,000万円以上集まり320体が完売する大人気になったそうです。
私が驚いたのは、「人の役に立つ」のではなく、「役に立たない」を売りにしていること。 完全でないことや弱さが人の感性や優しさを引出すというコンセプト。 独り暮らしの高齢者の話し相手や介護施設でも活用しそうです。
共同開発者の豊橋技術科学大学の岡田美智男氏は、ロボット開発でも著名な教授ですが、便利さよりも人に寄り添うロボットが得意。
例えば、「トークング・ボーンズ」は、昔話を語ろうとするも途中でストーリーを忘れてしまい、人が話を補ってあげると続きを話し出すというロボットです。
ニコボの価格は6万5000円。
5月から予約販売が始まり、月1,100円のベーシックプランに入ると新しい言葉を覚えたり行動が変化するとか。
そんな学習機能があると聞くと、やはり行く末は人間を凌駕するAIに変貌するのでは! と一抹の不安もぬぐえません。
ドラえもんを見て育った私としては、たとえロボットが人間よりも強く賢くなっても、弱い心を持った人間に自信や勇気を与えてくれるよきパートナーであって欲しいと…甘い幻想でしょうか。
●思わず笑顔になるロボット“NICOBO(ニコボ)●パナソニック株式会社 ●
https://news.panasonic.com/jp/press/jn230307-2