オカセイ便り 第55号 臨時号

こんにちは。

まだまだ収まる気配のないこの猛暑。

それでも空は入道雲からうろこ雲に。

秋は静かに忍び寄っています。

さて、日々の小さな気付きや発見、皆さまにお役立ていだける情報を盛り込んでお届けしております「オカセイ便り」。

今月は7~8月にかけて開催した「ランチェスター戦略」のセミナーを中心に学びの現場からレポートさせていただきます。

★ 弱者必勝セミナー「ランチェスター戦略~お客を呼ぶ! スゴい仕掛け」を開催 ★

「ランチェスター戦略」。

戦争を有利に導く法則として第一次世界大戦の頃、イギリスで住まれたものですが、その後、経営戦略に用いられ、「弱者必勝の戦略」として多くの零細・中小企業経営者に支持されています。

その攻略法を学ぶセミナーを岡山市倫理法人会さんとの共催で7月31日、岡山国際交流センターで開催、80名の経営者様にご参加頂きました。

タイトルは「ランチェスター戦略~お客を呼ぶ! スゴい仕掛け」。

講師は1位づくり戦略コンサルタントNNA株式会社 社長の佐藤元相先生。

ランチェスター経営戦略の第一人者、竹田陽一氏に師事し、自ら主催する「あきない実践道場」でその戦略を伝授されています。

実は私自身も8年前にこちらで学び、自社経営に取り入れています。

今春、弊社のIT担当マネージャーが佐藤先生の元で勉強させて頂いたのを機に、日頃から共に経営を学ぶ仲間にもこの素晴らしい戦略を知ってもらいたいとの思いから開催に漕ぎつけました。

規模や資本力では大企業に太刀打ちできない弱小企業が勝つポイント。

佐藤さんは「価格ではなく自社が得意とする強みを知り、他社と差別化すること。

そして既存顧客との関係づくりを強化してリピート率を高めること」と話します。

また、その強みは、「自社で考える強みではなく、お客様に聴く!お客様が自社を選んでくれたポイントが、自社の最大の強味!そこに勝利のヒントがある。まずはここを押さえて」と。

成功例として「パン屋専門税理士」等は有名ですが、弊社もリサイクル介護ベッドという、ニッチ市場に的を絞ったことで予想を上回る成長を遂げました。

また、お客様には必ずお礼ハガキを送り、毎月「オカセイ便り」を発信していますが、これもリピート率アップに直結し、今では売上構成比の5割がリピーター顧客様です。参加者の方からは「弱者特有の戦略があることを知らなかった。すぐやってみます」等の感想が寄せられました。

何分不慣れな講演会のため,佐藤先生はじめご参加いただいた皆様、関係者の皆様には多多ご迷惑をおかけしましたことお詫び申し上げると共に、心より感謝いたします。

オカセイ 社内 セミナー

☆2分間のシンキングタイムで、しっかりイキイキ発言☆

7月31日夜の「ランチェスター戦略」セミナーに先駆け、15時より同会場において佐藤元相先生を講師にお迎えして社内セミナーを実施しました。

参加者は幹部を含め現場を取り仕切る社員さん12名。

冒頭「会社経営で最も重要で苦労することは?」という質問から始まり、ランチェスター戦略思考による顧客づくり、リピーターづくり、顧客満足とリンクする従業員満足や人材育成の重要性などを学びました。

会場ではテーブルを囲んで4人ずつ分かれてのグループディスカッション。

佐藤先生のセミナー姿勢は教えるのではなく、『気付き』の導き。

各々の内面にある能力を最大限に引き出すコーチングスタイルで、聞くだけの座学と違って参加型のセミナー。

グループディスカッションでは発言者が偏らないよう配慮し、発表前には2分間のシンキングタイムを設けることで皆も余裕の表情でしっかり意見を述べていました。

また、各自の夢の開示から、仲間の輝かしい経歴を聞く事ができ、知られざるその才能に驚かされました。

例えば、出荷業務の責任者のFさん。

小学生高学年で陸上の個人種目とリレーで選手として全国大会に出場。

イキイキと話す彼女の姿に活気づけられ、討議も最高潮に!

外部から先生を招いての社内セミナーは3年ぶり。

新鮮な内容もさることながら、外の風を入れることの重要性と、効果的なセミナー運営を学ぶよい機会になりました。

 

岡山市倫理法人会 モーニングセミナー

★佐藤元相先生の仕事と人生「苦難は幸福の門」★

「ランチェスター戦略」講師の佐藤元相先生は1962年大阪生まれ。

在阪のモノづくり企業に従事した体験を踏まえ、コンサルタントとして1300以上の指導実績を持ちます。

翌8月1日早朝には岡山倫理法人会のモーニングセミナーで「仕事と人生 苦難は幸福の門」と題し、講和されました。

つたない要約で恐縮ですが、その一部をご紹介します。

佐藤先生がまだ幼い頃、会社を営んでいた父が事業者に失敗。玄関には「金返せ」の紙が貼られ、家に借金取りが押し寄せるような環境でした。

父は再起奮闘するも、その後体調を崩して40代の若さで他界。

母は朝星夜星働き、5人の子どもを育てました。

そんな中、小学生の佐藤さんも家計を支えるため新聞配達を始めます。

教えてもらった通り新聞を配っていましたが、ある日、先輩に効果的な配布方法を伝授され収入がアップしました。

中学生になると寿司屋でバイト。

仕事は皿洗いに加えて配達桶の回収と集金です。

彼は新聞配達で学んだ方法を工夫し、桶回収と集金の時間をぐんと短縮しました。

時給がアップ。大将から褒められ自信につながりました。

こうした経験が後のコンサルタント人生の土台を築いていきます。

学ぶことが好きな彼は高校進学のためバイト代から捻出して塾にも通いました。

しかし、父の事業の失敗もあり、月謝が払えず塾を止めるはめに。

ところが事情を知った塾の先生が月謝を免除してくれ勉強を続けることができました。

晴れて志望校に合格! 高校卒業後は町工場に就職後、20代半ばで独立しました。

一方、同時期に弟も飲食店を開業。

弟思いの佐藤先生は運営資金7,000万円の保証人になりますが、弟は事業が上手くいかず心の病に。

一人で負債を背負うことになった佐藤先生。

その後23年に渡って毎月借金を払い続け完済したのは50歳の時でした・・・。

「理不尽な体験は人を成長させる。前向きに受け取り逃げないことを決める。

それが今につながっている」と話されます。

拍手鳴りやまない感動的なお話でした。

どんな困難にも負けない不屈の精神と感謝の心。

苦難の中から生み出すアイデアや戦略。

まさに「苦難は幸福の門」と力をもらいました。

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