◆ オカセイ便り 第43号令和4年9月号 ◆

こんにちは。

価格上昇が止まりません。

嵩高商品を扱う弊社でもガソリン価格の急騰による輸送費の上昇は大きな痛手ですが、これからもお客様にご負担をかけないよう、引き取りも納品も送料無料体制を企業努力していく所存です。

さて、日々の中の小さな気付きや発見、皆さまにお役立ていだける情報を盛り込んでお届けする「オカセイ便り」。

今月も引き続きお付き合い頂けますようお願い致します。

★ ご存知でしたか? 9 月2 日は「靴の日」 そこで、今月は靴にまつわる話題を ★

思い返せば25 年来、愛用しているブーツがあります。

アメリカ製の『レッド・ウィング』。

アメカジにハマった男性なら一度は憧れたブランドではないでしょうか。

私がリサイクルベッドの販売を始める前、ヴィンテージウエアを扱っていた頃に西海岸で出会った牛革製のワークブーツです。

しかし、タフな佇まいも年月とともにくたびれて・・・

ステッチの縫い直し、ハトメのリペアなど、この約25 年間に修理を重ね、擦り切れたソールの交換も6~7 回。

海老茶のレザーは飴色になりましたが、修理の都度生き返り、表面に刻まれた皺や傷は味わいとなり、履きやすく私の足になじんでいます。

こちらが25 年ものの私物ブーツそんな愛着の靴に思いを馳せる最中、たまたま手にした日経新聞(8 月15 日夕刊)に興味深い記事を見つけました。

京都市役所の近くにある『革靴をはいた猫』という名の靴磨き・修理店さん。

丁寧な靴磨きや修理が評判のこの店には、靴を大切に使うお客様が訪れます。

店主の魚見航大さんは28 歳。

大学在学中に障がいのある若者たちの就労支援に取り組んだことをきっかけに、「手に職を付ければ彼らも自立できる」と大阪の靴磨き店で技術を修得し、17 年3 月にこの店をオープン。

知的障がいや発達障がいのある若者を積極的に雇用しています。

一方、職人さんにプロの技術を身に付けてもらうには練習用の革靴が必要です。

魚見さんがその調達に奔走する中、「それなら私の古い靴を」とお客さんから不要になった靴が満ち込まれるようになりました。

そして、これを機に魚見さんは、譲ってもらった靴を練習用に使うだけでなく、リフレッシュした靴を新たな持主に届ける取り組みを始めました。

名付けて『手放す貢献プロジェクト』。

20 年末にスタートし、集まった革靴は2000 足以上。

蘇った靴の一部は大丸京都店にも並び、1 足5000 円~38000 円という価格が付いていますが、これは靴代ではなく将来、一定回数の修理を受けるメンテナンス料金。

「手入れをしながら長く履いてほしい」という魚見さんの願いを込めているそうです。 「誰一人取り残さない社会に」そして「使い捨てでない、モノを大切に使う文化を」。

オカセイが目指すSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みとも重なり、この若い経営者にエールを送りたくなりました。

大阪テレビニュース : 人・靴にもやさしい「革猫」の取り組み https://youtu.be/OZx2xpeSsLs 【YouTube】

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