病院のベッドが硬い!元看護師の私が、入院中のつらい腰痛の解消法を教えます♪
「病院のベッドって、なんでこんなに固いんだろう」
「マットレスが固くて、眠れない」
「腰の痛みをとる方法は、ないかな?」
入院中、こんなふうに思ったことはありませんか?
私自身、看護師として働いていた経験があり、患者さんから「腰が痛くて、眠れない」「なんとかできない?」と言われた経験が、何回もあります。
ここでは、そんな入院中の不満や悩みを解決するために、元看護師の私が、腰痛対策を紹介していきます!
病院のベッドが固い、4つの理由
転落予防
・マットレスが柔らかいと、身体を自由に動かすことができない人が、起きあがるときに不安定になり、ベッドから転落するなど、とても危険なのです!
床ずれの予防
マットレスが柔らかいことにより、身体の重みでマットレスが沈み込み、身体とマットレスが接着する面がふえます。
そうすると床ずれ(褥瘡)ができる可能性が、高くなってしまうのです。
床ずれ(褥瘡)を防ぐためには、身体の向きを適宜、変える必要があります。
固いマットレスのほうが、介助する側が少ない力で、楽に体位変換を行えるという利点があります。
処置の効果を発揮するため
緊急時に医師が、心臓マッサージなどの処置をするとき、マットレスが柔らかいと衝撃が吸収され、処置の効果が発揮できない恐れがあります。
医療品は高い
医療品は高価なものが多いため、マットレスが硬いほうが長持ちする、という病院目線での理由もあります。
腰痛対策
体勢をかえる
自分で動ける人の場合ですが、適宜寝返りをするなど、体勢をかえて自分が楽になる姿勢を探しましょう。
全介助の人に関しては、時間を決めて、体位交換を行う必要があります。
クッション
仰向けに寝た状態で、腰の下にクッションをいれましょう。
クッションがない場合は、丸めたタオルを腰のすきまにいれ、楽だと感じる厚さに調節してあてます。
ベッド上でできる、3つのストレッチ
簡単なストレッチをご紹介しますので、ぜひ試してみて下さいね♪
1.腰をねじるストレッチ
1)ベッドに仰向けになり、両手を広げます。
2)片方の足を90度に曲げ、曲げていない足の方へと、ゆっくり倒していきます。深呼吸を5回繰り返します。上になっている方の、お尻を意識して伸ばしましょう♪
2.タオルでできるストレッチ
1)タオルの両端を両手で持ち、片方の足の裏にかけます。
2)タオルをかけた方の膝を徐々に伸ばし、手の力だけでゆっくりと、天上の方に上げていきます。
3)この状態をキープし、全身の力を抜き、深呼吸を5回繰り返す。
4)ゆっくりと足を下げ、もう片方も同様に繰り返す。
5)この動作を左右それぞれ、3回繰り返しましょう。
*フェイスタオルだときつい場合は、バスタオルで行いましょう♪
3.片膝抱え込みのストレッチ
1)仰向けの状態で両膝をたてます。
2)片方の膝を両手で胸の方へと、ゆっくり抱え込み、深呼吸を5回繰り返します。
反対側の脚は 浮かない様にベッドにつけおきましょう。!
3)もう片方も、同様に繰り返します。
ストレッチをする際の注意点!!
呼吸を意識する
ストレッチは無理のない範囲で、呼吸を止めないよう、意識しながら行いましょう。
腰痛を悪化させない
痛みの出ない範囲内で、行いましょう。
一般的に腰痛ストレッチは「予防」なので腰痛の強いときに行ってはいけません。
なので痛みがひどい場合は、無理せず速やかに中止してくださいね!
まとめ
入院中は活動が制限され、とても辛いですよね。
ベッド上で出来るストレッチを参考に、少しでも腰痛予防とリフレッシュに繋がればと思います♪