【介護ベッド】パラマウントベッド楽匠Zの価格は?レンタルと購入どっちが得?

パラマウントベッド_価格

介護ベッドのことはよく分からないという方のために、一番有名なパラマウントベッドの楽匠(らくしょう)Zという機種について、介護保険のレンタルや購入について解説してきいます。

 

介護ベッドはレンタルよりも購入した方が安くなることもある

 

結論から言いますと、介護用のベッドはレンタルするよりも購入した方が安くなることもあります。

 

それは以下のような条件に、複数あてはまったときです。

 

・要介護2ではないが、布団では寝起きできなくなったのでベッドが必要。

 

・状態は安定していて、5年ほど大きな変化はなさそう。

 

・(中古など)安く販売しているところを知っている。

 

・負担割合が2割もしくは3割の方

 

このような場合であれば、購入した方が安くなることがあります。

 

後ほど詳しく金額を比較していきますね。

 

 

要介護2以上で、状態が変化しそうならレンタルの方がいい?

 

上の条件に多くあてはまらない場合、特に要介護2以上であれば、介護保険を利用してレンタルされるほうが無難です。

 

なぜなら、レンタルであれば、状態に合わせてマットレスやその他のものが変更できるからです。

 

病気などの場合には、短期間で急激に状態が変化することも多く、購入してしまうと対応しにくくなることがあるのです。

 

また、入院や施設へ入所することにになり、結局自宅ではしばらくの間しかベッドを使わなかったというケースも多々あります。

 

 

パラマウンドベッド社製の介護ベッド『楽匠Zシリーズ』

 

『楽匠Zシリーズ』はパラマウントベッド株式会社が2014年4月から販売している介護ベッドのシリーズです。

 

楽匠は“らくしょう”と読みます。

 

在宅介護向けに開発された『楽匠Sシリーズ』の後継という位置づけで、名前の『Z』は、これで介護ベッドの開発は最後までやり尽くしたという意味だそうです。

 

これまで培ってきた体を楽に起こす『らくらくモーション』をさらに進化させて、ベッドを自体を傾けて、最終的にはソファに座っているような状態にできるという『ラクリアモーション』が話題になりました。

 

前作のSシリーズ同様に垂直に昇降することは同じです。最下部まで下げると床から21cmとやや高くなりましたが、テーブルの利用などを考えるとこちらの方が使いやすいと言われています。

 

パラマウントベッドには他に『楽匠Feez(フィーズ)シリーズ』と『レントシリーズ』などのラインナップもあります。

そのあたりの違いは、また別のページで解説していきます!

 

 

パラマウントベッドとは

 

パラマウントベッド株式会社は、国内における介護ベッドメーカーのパイオニアで、在宅・高齢者施設・病院等を含めた介護ベッド市場のシェアは第1位です。

 

世界シェアも第2位と、信頼性と技術力に優れたメーカーです。

 

 

 

必要な方は?

 

介護ベッドは、電動で高さ、頭や足の部分が動かせるようになっています。

 

介護保険でレンタルするためには、原則的に要介護2以上であることと定められています。

 

認知症で無い場合、身体的には要介護2は『ベッドからの起き上がりや、歩行が困難な方』と一般的に言われます。

 

ですので、基本的にそのような状態の方か、もしくはそれ以上の方向けのものといえますね。

 

2モーターと3モーターの違いは?

 

一般的な介護用ベッドは2モーターのものになります。

 

これは、高さと頭という2つの部分が電動で上下させられます。

 

3モーターというのは、更に足の部分も別に電動で高さ調節ができるもので、身体の状態をより細かく調整しなければならない方向けです。

 

Zシリーズは2モーション、3モーションという呼び方になりますが、ほぼ同じ意味です。

 

 

 

購入とレンタルを選ぶことができる?

 

要介護2以上であっても、必ずしもレンタルしなければならないというわけではありません。

 

購入して使用するということも可能です。

 

 

介護保険でのレンタル料

 

楽匠Zシリーズを介護保険でレンタルすると、業者にもよりますが、2モーションが1割負担の方だと月額1,000円前後になります。

 

そこに大体、マットレスとサイドレールという柵を合わせて使用します。それらをあわせると月額1,200円前後です。

 

2割負担だとその倍の月額2,400円前後、3割負担だと3倍の月額3,600円前後ということになります。

 

 

購入するといくら?

 

定価はオープン価格で、オプションによりますが実勢は20~30万円ほどになることが多いようです。

 

 

中古品は15万円前後

 

現在、市場に中古品も出回っています。

 

中古といっても、まだ現役でレンタルされているようなシリーズですので汚いとか機能が落ちているということはありません。

 

新製品を購入することでレンタルの在庫として余ってきたものが中古市場に流れてきているようです。

 

中古市場では、マットレスなどを含んでおおよそ15万円前後で販売されています。

 

 

 

まとめ

 

ベッドが必要な状態になったら、レンタルか購入の検討をされると思います。

 

楽匠Zシリーズで、介護保険で1割負担の方なら、5年レンタルすれば72,000円前後になります。

 

2割負担でしたらその倍の144,000円前後、3割負担の方なら3倍の約216,000円前後となります。

 

5年程度使うと予測して、早めに中古販売という選択肢を検討されるのも良いかと思います。

 

その際は、在宅ならケアマネジャー、入院中でしたら病院のソーシャルワーカー、またお近くの福祉用具業者ともご相談されることがオススメです!