特攻隊演劇「流れる雲よ」とは?戦後80年に平和を考える話題の舞台

先ごろ内閣府が発表した調査によると「収入を伴う仕事をしている」と答えた60歳以上高齢者が42.7%と初めて4割を超えたとか。5年前に比べると5.4ポイントの増加で、その理由は「収入のため」(55.1%)「老化防止」(20.1%)「知識・能力を活かせる」(12.4%)と続きます。生涯現役もレアケースはなくなりそうです。日々の中の小さな気付きを発見し、お役立ていだける情報を盛り込んでお届けしております「オカセイ便り」。今月もお付き合いのほど、宜しくお願い致します。 

 


 

 

☆ 魂を揺さぶる特攻隊演劇「流れる雲よ」今季も ☆

 


今年は戦後80年。戦争を知らない世代が9割以上になりましたが、世界では今なお紛争や大国による侵攻が後を絶たず、戦争が遠い出来事とは言えない状況です。国内で、なんと26年間も再演されている特攻隊ミュージカルがあることをご存知でしょうか。『流れる雲よ』という舞台作品です。現在では全国20ヵ所以上で地方公演を行い、なんとニューヨークやドバイでも大評判になり、これまでに観客動員数は延べ10万人を超えました。 



ドラマは終戦間近の1945年夏、鹿児島の特攻基地。250キロ爆弾を搭載した戦闘機で、敵大艦隊に体当たりする特攻に赴く隊員たちの前に、奇妙な未来からのラジオ放送が流れてきます。「8月15日に終戦。日本は負ける」という放送。彼らは戦いの結末を知ってしまう…というストーリー。「負けると分かっていて飛ぶ意味があるのか」─苦悩しながらも平和を願い、未来に希望を託し、空に散っていくことを選ぶ特攻隊員たち。最後に、主人公の光太郎がラジオの中で、令和7年のDJに向かって問いかける「今日本は、いい国ですか?」という言葉に、今どれだけの日本人が胸を張って「はい!」と答える事が出来るでしょうか・・。この言葉に若き特攻隊員の思いの全てが込められている様に思います。 



日本の未来を護るために、愛する家族を大切な人を護るために、自らの命を捧げた特攻隊員たち。その覚悟を目の当りにすると、明日からの生き方が変わってくるでしょう。私も昨夏に岡山公演を観ましたが嗚咽が止まりませんでした。今、思い出しても涙が溢れます。 


今年、岡山では10月17~19日に天神山プラザホールで5回公演。主催する岡山実行委員会長の武田勝彦氏は、鹿児島県知覧にあります特攻隊資料館『ホタル館 冨屋食堂』の特任館長。彼はこう言います。「今、我々に足らないのは感謝。だから、観劇を通じて先人への感謝を取り戻したいと思い、開催させて頂きます。」 

この他、8月13日の東京公演を皮切りに岐阜、福井、名古屋、名古屋、大阪など全国各地で順次公演されます。毎年チケットは早々に完売。後悔はさせません。ぜひご鑑賞ください。