介護ベッドの購入に介護保険は使用できるのか?
「介護を円滑に進めるために介護ベッドの導入が必要だ」と介護ベッドの購入を検討している人もおられるはずです。
介護ベッドを購入することにより、介護をするサポートがスムーズに行うことができ、介護者にとっても体の負担を軽減させることができます。
しかし、介護ベッドは価格が高いので、介護ベッドの購入のために「介護保険を使用したい」と思う方もおられるはずです。
介護ベッドの購入に介護保険は使用できるのか紹介していきましょう。
介護保険とは
介護保険とは、介護が必要な方に費用を検討してくれる保険です。
制度は全国の市町村と東京23区で保険料と税金で運営されています。
介護保険のサービスを受けることができるのは第1号被保険者と言われる65歳以上の人と第2被保険者の40歳〜64歳までの方となっているんです。
保険料の支払い義務はどちらにもありますが、主なサービスの対象は第1号被保険者だけであり、第2被保険者は介護認定を受けた場合のみとなります。
介護保険を利用することにより、介護用品の購入費やサービスを受ける費用は1割〜3割の負担で良くなり、かなり安くなるはずです。
この自己負担の割合は所得に応じて変化しますが、介護保険を使用するなら介護にかかる費用が軽減されるので、ぜひ使用したいはずです。
しかし、介護保険の対象となっているものと対象外のものがあるので、その点についてはあらかじめ知っておく必要があります。
介護ベッドに介護保険は使用できる?
「介護ベッドを購入しよう」と考えているなら、介護保険で少しでも購入費を抑えたいはずです。
介護ベッドは高価であり、購入するためには10万円以上の価格となっています。
10万円以上のお金全額自己負担となれば、かなりの出費となり、場合によってはは購入することができないこともあるでしょう。
しかし、問題は介護保険が介護ベッドの対象に入っているか入っていないかです。
結論から言うと、介護ベッドは介護保険の対象サービスに入ってはいないので、介護保険を使用して介護ベッドの購入はできません。
もし、介護ベッドを購入したいなら全額自己負担で購入する必要があります。
介護保険以外のサービスも適用外
介護保険以外にも医療控除などで「介護ベッドの購入負担を少しでも安くできないか」と考えるかもしれません。
しかし、医療控除も介護ベッドの購入は対象外であり、他のサービスでも基本的に介護ベッドの使用で費用軽減されることはありません。
そのため、介護ベッドの購入で保険や医療制度などに期待することはできず、自己負担で購入する必要があります。
介護ベッドを安く購入したいなら
介護ベッドを購入するために「少しでも安く購入したい」と思っている人もいるはずです。
介護ベッドの購入で安く購入できる方法は2つあるので紹介します。
中古の介護ベッドを購入
中古の介護ベッドであれば、新品の介護ベッドを購入するよりも安く購入することができます。
中古の介護ベッドは価格が10万円を超えるものはほぼなく、安ければ5、6万円で購入することができます。
中古のベッドは「人が使用したことがあるベッド」になりますが、介護ベッドとしての機能性などに問題はなく使用できるので、購入を考慮できます。
レンタルを利用
介護ベッドの購入ではなくレンタルという制度を利用して、月額費を支払い続けて介護ベッドを利用し続けることも可能です。
レンタルであれば介護ベッドの費用は2000円以内に収めることができ、とてもお得です。
毎月支払うにしても2年以内の利用であれば購入するよりも費用を安く済ませることができます。
レンタルの利用も費用の点で考慮できます。
まとめ
介護ベッドの購入で介護保険を利用することはできません。
しかし、介護保険の利用以外で介護ベッドの費用を安く済ませることは可能です。
ぜひ、介護ベッドの購入を考えている方は検討してみてください。