高齢者の孤独・孤立を防ぐ「シニア食堂」に新たな期待

第67号令和7年5月

 

5月5日はこどもの日。国民の祝日に関する法律によれば、この日は「子どもの人感を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と明記されているとか。なぜお父さんは感謝されないのかと解せない気もしますが、この際、子どもと同時に妻や実母にも感謝を捧げて皆で幸福を分かち合おうと思います(^^)v さて、日々の中の小さな気付きや発見、皆さまにお役立ていだける情報を盛り込んでお届けしております「オカセイ便り」。今月もお付き合いのほど、何卒よろしくお願いいたします。 

 


 

 

高齢者の孤独・孤立を防ぐ「シニア食堂」に新たな期待 

 


子どもたちに無料や安い料金で食事を提供する「子ども食堂」が全国に広がる中、高齢者の孤独や孤立を防ぐ目的から単身の高齢者などに食事を提供する「シニア食堂」も増えいるそうです。実は私も知人から聞いて知ったばかりなのですが、調べてみると行政が支援し住民主体で運営する食堂からNPOや個人が主催するものまでさまざまな形のシニア食堂があることが分かりました。 



中でもその先駆けとして知られるのが、千葉県流川市にあるNPO法人「メリリル」のシニア食堂です。もともとは若者の婚活支援団体でしたが、対象者をシニア世代に広げる中で婚活をするシニアたちの本音を探ると「一人で食事するのは寂しい」「気持ちを共有できる仲間と食卓を囲みたい」といったニーズが高いことが分かり、婚活とは切り離したシニア食堂の開設に至ったとか。また、提供される食事を食べる子ども食堂とは異なり、ここではスタッフと一緒に参加者自身が調理し、食事作りを通じて高齢者同士が交流を深めるのが特徴です。2017年の開設以来、市内の公民館などを借りて月1回開催していますが、コロナ禍を経て参加者が食材を用意し自宅から参加する「ズーム開催」も始まり、会員は60人余りに広がっているそうです。 



一方、行政が支援するものでは東京都の「長寿ふれあい食堂推進事業」が有名です。2023年にスタートしたこの事業、昨年度は都内5自治体18カ所で実施され、会食事業の立ち上げや開催に東京都が補助金を支給しています。いずれのシニア食堂も参加者は女性が多く、自宅に引きこもりがちな男性参加者をいかに呼び込むかが今後の課題になっているようです。 


ちなみに静岡県で暮らす私の母も独居で今年90歳。食事の支度が年々大変になる母を案じた私はレトルトの総菜セットを定期便で送っていましたが、届けるべきは「食事」ではなく「皆で食卓を囲む楽しい食事時間」なのだと気付かされました。折しもゴールデンウイーク。慌てて帰省プランを計画しているところです(^^)