障がい者雇用にチャレンジ|誰一人取り残さない社会の実現に向けた企業の取り組み

第72号令和7年10月

 

先月、総務省が公表した人口推計によると65歳以上人口が3619万人、総人口の29.4%で過去最高になりました。と同時に高齢者の就労者数も930万人に増加し今や就労者の7人に1人が高齢者です。 少子高齢化のマイナス面ばかりが強調されますが、人生百年時代に人生の先輩たちが活き活きと働く姿は後続する者に勇気と希望を与えてくれます。さて、日々の中の小さな気付きや発見、皆さまにお役立ていだける情報を盛り込んでお届けしております「オカセイ便り」。今月もお付き合いのほど、何卒よろしくお願い致します。 

 


 

 

誰一人取り残さない社会の実現のために。障がい者雇用にチャレンジ

 


厚労省が発表した『令和6年 障害者雇用状況の集計結果』によると、民間企業に雇用されている障がい者の数は67万7461.5人で前年より5.5%増加し、過去最高を記録しました。一方では、離職率も高く、中小企業の障がい者雇用はまだまだ少ないのが現状です。 



そうした中、私が注目している企業があります。大阪市内でレストラン事業などを展開する(株)「クロフーディング」(ル・クログループ)。心斎橋の店のほかパリを含めて国内外に4店のフレンチレストランと、洋菓子製造を行う就労継続支援事業所(A型・B型)等も展開し、様々な障がい (身体・知的・精神・発達障がい身障がい)を持つ人たちを積極的に雇用しています。同社のホームページによると45人の社員さんのうち障がい者雇用が4人+障がい者就労訓練が50人。中央区にあるお洒落なレストランでは車椅子に乗ってホールで接客する女性や、厨房で調理や下準備をする障害者が活き活きと働いています。 



オーナーの黒岩功さんは19歳で調理士資格を取得後、21歳の時に渡仏してフランス料理の修業を重ね、パリの三ツ星レストランで働いたことも。帰国後2000年には夢だった店を開業しました。フレンチシェフの黒岩さんが福祉事業を始めるきっかけとなったのは、ある福祉事業所に「障がい者が製作したお菓子が売れないので手伝ってほしい」と言われたこと。それを機に障がいを持つ人たちの可能性に気付き、自ら雇用の場をつくりました。2022年には大阪府貝塚市にグランビング施設をオープン、翌年には障害を持つ人たちが自立生活を送るグループホームもつくり安心して生活できる環境も整えています。黒岩さんの取り組みは、大阪府の『持続可能な大阪の成長を支えるダイバーシティ推進事業』のホームページにも詳しく紹介されています。 



その中で障がい者雇用の成功のポイントとして①社内の理解が得られること②働く人にマッチングした業務の多様性と業務工程の見直し③障がい者の特性やコミュニケーションを熟知した福祉専任担当者を置くこと等を上げています。 ところで、弊社でも今期より最低時給を100円アップし1300円にしたのを機に、障がい者雇用に再チャレンジ予定です! 障がいを持つ方にも安心、安全に作業していただけるよう、現場をゾーニングして就労環境を整えるところから始めています。障害があってもなくても同じビジョンを持つ仲間たちと意欲を持って仕事に取り組めるように。誰一人取り残さない社会の実現に向けてオカセイも邁進します !! (^^) !!  

 


 

 

【公式】大阪のフレンチ、ユニバーサルレストラン 「 ル・クロ 」

https://www.le-clos.jp/