2025年 12月 02日

西大寺センターの洗浄・乾燥・点検工程｜安心して使える中古介護ベッドのために

中古だからこそ「整備工程」が命｜西大寺センターの役割

オカセイ株式会社では、国内最大級の中古介護・医療ベッド専門店として、常時1,300台以上の在庫を保有し、累計1,500件以上の病院・介護施設への納品実績を重ねてきました。

その裏側を支えているのが、岡山市内にある西大寺センターです。
ここは中古介護ベッドの 「洗浄」「乾燥」「点検・メンテナンス」「梱包」といった品質管理の中枢となる拠点であり、
「中古でも安心して使える状態」に仕上げるための重要な工程が集約されています。

このページでは、西大寺センターで行っている具体的な整備の流れをご紹介します。

買取・下取りなどで入荷した中古介護ベッドは、まず西大寺センターで 状態確認と分解作業を行います。

ここで「安全上問題がある」「販売基準に満たない」と判断したものについては、部品取り用として扱うなど、販売用のラインには乗せない判断を行います。

事前チェックを終えたベッドは、パーツごとに分解し、
専用設備を用いて高温スチーム洗浄（約120℃）を行います。

高温スチームを噴射することで、 短時間で菌やウイルスを大きく減らす効果が期待できるほか、
付着した汚れや皮脂、ニオイの原因となる成分も効率的に洗い流すことができます。

また、強い薬剤に頼りすぎないよう配慮しつつ、
必要に応じて専用洗剤を併用することで、除菌・抗菌・消臭のバランスを取りながら洗浄を行っています。

洗浄が終わった後は、そのまま放置せずにブロー乾燥（エアブロー）を行います。

ベッドのパーツは、細かな隙間や可動部、ボルト周りなどに水が溜まりやすく、
水分が残ったまま組み立ててしまうと、 サビ・腐食・電装部のトラブルを招く原因となります。

そのため西大寺センターでは、スタッフがパーツを一つひとつ手に取り、
風を当てながら細かな部分までしっかり乾燥させる工程を設けています。

乾燥後は、外観の目視点検を行います。特に確認を重視しているのは次のようなポイントです。

状態に応じて、清掃・軽微な補修・部品交換を行い、
安全面・見た目の両方で問題がない状態まで仕上げていきます。

見た目だけでなく、ベッドとしての機能が正常に働くかどうかを確認するため、
実際に通電して動作チェックを行います。

少しでも違和感があるものは、再度点検・メンテナンスの工程に戻し、
安心してお使いいただけるレベルに達するまで出荷ラインには乗せません。

西大寺センターでの洗浄・乾燥・点検を終えたベッドは、
最終確認を行ったあと、高柳物流センターへ移送されます。

高柳物流センターでは、保管・在庫管理・積み込み・出荷を担当し、
全国の病院・介護施設様へ安全にお届けできるよう、
ベッド本体やパーツが傷つかないよう工夫しながら梱包・積み付けを行っています。

このように、西大寺センター（整備）と高柳物流センター（物流）が連携することで、
「整備された状態のまま、安心して使えるベッド」を現場へお届けできる仕組みを整えています。

オカセイは、病院・介護施設様からの個別の修理・出張サービスはお受けしていません。
その代わり、自社で整備した中古介護ベッド・医療ベッドを販売することに集中することで、
品質と価格のバランスが取れたご提案ができるようにしています。

「どこまで整備されているのか？」「衛生面は大丈夫か？」といった不安に対しては、
この西大寺センターでの工程をできるだけオープンにすることで、
安心して選んでいただけるように努めています。

中古介護ベッドは、「価格が魅力だが、品質や衛生面が心配」というお声をいただくことが少なくありません。
だからこそオカセイでは、西大寺センターでの洗浄・乾燥・点検を何より大切にしています。

「中古でも安心して使えるベッドを導入したい」「新品と中古を比較検討したい」など、
ご検討の段階からでもお気軽にご相談ください。
ご予算・台数・ご利用者様の状態・設置スペースなどをうかがいながら、
専門スタッフが最適なご提案をさせていただきます。