介護ベッドはどこに置くの?介護生活のお部屋づくり

介護ベッドのお部屋づくり

介護が必要になると、今までとの生活環境とは変わっていきます。
それは要介護者の程度にもよりますが、在宅介護では、一日中家で過ごすことになります。
介護する側も生活の一部に取り込まなければいけないので、配置はしっかり考えてから設置したいですね。

介護ベッドを置く環境


通常のベッドでも、置く場所としては、部屋の隅に置きたいですよね。
その方が部屋が広く感じるし、大抵の方の寝室のベッドも、ほぼ壁へ付けていると思います。
ただ、介護ベッドの場合は、あまりお勧めしません!
それは、介護される側の要介護度によってさまざさまではありますが、全周囲を移動する必要があるからです。
また、体調を崩した際にも一方方向でしか見られないよりは、全周囲を見られるようにしておくことも大事です。

介護される側の意見も尊重する



介護がしやすいように配置を考えていても、介護される側は一日ベッドの上で過ごします。
換気のいい部屋、少し窓があり外を感じられる部屋、一人で寂しい思いをさせないように家族を感じられるような部屋なども検討するようにしましょう。
また、介護される側が、「自分でトイレはいきたい」など本人の主張は尊重しましょう。
トイレまでの動線、車いすのスペースなども考慮しましょう。
介護ベッドにはサイドレールや、スイングアーム介助バーなどがついているものもあります。
自分でできることはしたい。という介護者の方には、出来るだけ尊重してあげたいですね。

 

介護する側も快適に


一日中のことなので、介護する側ももちろん快適に過ごせることが必要です。
部屋の動線を考えて配置することや、例えば、リビングから見えるスペースに設置するなどです。
あるいは、リビングに設置するというご家庭もあるようです。
介護される側も以前と変わらず家族の一員、家族の輪の中にいられ、リビングでの生活音も安心につながるようです。
小部屋で閉鎖され、疎外感を与えてしまうよりは、要介護の程度にもよりますが、リビングはおすすめかもしれません。
孫がリビングでピアノの練習などしながら、そんな生活音を聞きながらいられるのもいいですね。

 

まとめ

一日中の介護は介護する側も大変です。少しでも軽減できるように電動介護ベッドで背上げして、ずっと寝たきりにならないようにすることも大事ですね。
それに、リビングでの介護なら、寝たままのベッドより、座れる機能のある電動ベッドがいいですね。
この座るという行動は、新鮮な空気をたくさん取り込めるので、肺炎予防にもなります。少しでも長生きしてほしい気持ちは皆さん一緒だと思います。
快適に介護できる、介護される環境作りに電動ベッドは欠かせませんね。