医療・介護用ベッドのサイズと導入時に気をつけたい3つのこと

介護ベッド導入

突然、自宅で家族の介護が必要になったとき、介護の仕方や心構えの他に、介護用品の選び方や使い方も重要になってきます。

特に、今まで使っていたベッドの代わりに介護用の医療ベッドを導入するときに心配になってくることは、ベッドの機能の他にサイズや配置ではないでしょうか。

 

この記事では、医療・介護用ベッドのサイズ、必要なスペースや配置の仕方などについて解説します!

 

一般的な医療ベッドのサイズ

 

医療用ベッドのサイズは、用途や機能によって異なります。

今回は、医療用ベッドの中でも特に評判の高い物をいくつかピックアップして、それぞれサイズを比較しました!

 

 

・パラマウントベッド INTIME(インタイム)1000シリーズ

セミシングル 全幅105×全長205×高さ68.2~103.2

引用元 https://intime.paramount.co.jp/item/intime1000/

 

・シーホネンス株式会社 和夢シリーズ 彩 

ショート(90cm幅) 全幅99.5×全長199.5×高さ64~106.5

ショート(83cm幅) 全幅92.5×全長199.5×高さ64~106.5

引用元 http://www.seahonence.co.jp/hp/bed03/sai_specification.html#product

 

・株式会社プラッツ ラフィオ

ショート 全幅100×全長201×高さ60~76

引用元 https://www.platz-ltd.co.jp/product/rafio/rafio/

 

メーカーによってセミシングルやショートというように呼称に差がありますが、どちらもその製品内で一番小さいサイズの物をピックアップしています。

 

一般的なベッドでは、セミシングルサイズで85×195、シングルでは100×195程の大きさを指します。そのため、医療ベッドは若干大きめに設計されていることがわかります。

また、もう一つ通常ベッドとは異なり、昇降機能や電動リクライニング機能がついているところもポイントです。

 

医療ベッドの配置で気をつけること

 

医療用のベッドは大きさや想定されている利用シーンによって、選ぶ際には気をつけなければいけないチェックポイントがいくつかあります。

購入を決める前に、以下の3点をクリアしているか1度確認してみてくださいね♪

 

ベッドを置くスペースは十分か

 

今まで使っていたベッドを撤去して医療ベッドを新しく置く場合、そのスペースに収まるかどうか1度確認してみましょう!

シングルサイズの医療用ベッドだから大丈夫だろうと安心していたら、実は今まで使っていたものがセミシングルサイズだったと知らなくて少し窮屈になってしまった…という事態に陥る可能性もあるかもしれません。

また、ベッド使用者の症状が重く、あまり1人で動くことができない場合、ベッドの日当たりは眩しすぎないか、エアコンの風は直撃にならないか、なども確認してみると良いですね。

 

動線の確保は十分か

 

動線とは人や物が移動する際に通る経路や道順のことを指します。

利用者がベッドまで移動する手段によって、必要になってくるスペースは変わります。1人で歩ける場合、または杖や人の助けを借りて歩くことができる場合はあまり気にする必要はありません。

車いすや手押し式の歩行器を使う場合は乗り移るためのスペースを確保します。

ストレッチャー式車いす利用者や、車いすの背もたれを倒して使っている方の場合は、更に広いスペースを用意する必要があります。車いすを並べるためのスペースの他に介護者が乗り移りのお手伝いをするためのスペースも必要です。

 

他の器具を置くスペースは充分か

 

医療ベッドの使用者によってはベッド以外にも様々な器具が必要になる場合があります。

必要な器具の名前を書き出してみて、どれくらいのスペースが必要になるか確認してみてださい。

また、常時使用するものの他に、食事や娯楽グッズ、プレゼントなどを置くスペースも考えて確保しておくと、物を倒したり壊したりしてしまうリスクを減らすことができます。『万が一』に備えて、スペースはできるだけ広く活用しましょう♪

 

まとめ

 

医療用ベッドは普通のベッドよりも十分な余白が必要になってきます。サイズは様々ですが、本人や家族の希望、部屋の間取り、専門家の意見など様々な問題を解決しながら最適なサイズのものを選ばなければなりません。

ベッド1つ選ぶだけですが、適当に決めるのではなく、よく比較して決めてくださいね♪

 

この記事が、ベッド選びの参考になりましたら幸いです!