2021年 9月 09日
オカセイ便り 第31号 令和 3年9月
オカセイ便り 第31号 令和 3年9月
◆ オカセイ便りのご挨拶 ◆
こんにちは。オカセイ株式会社の岡崎です。
逆風吹きすさぶ中で開催された東京オリ・パラが、多くのドラマと感動を残して閉幕しました。
私的には、五輪の理念でもある「多様性を認め合う世界」の扉を開く一助につながるのではと感じます。
さて、弊社の近況や日々の情景や想い、気付きや学びなどを綴って、今までご縁を頂きました方々にお届けします「オカセイ便り」。
今月もお付き合いの程、宜しくお願い致します。
★「100歳以上生きたい人」はシニアの6.0% 長寿社会を「自分事」の問題に ★
男性81.64歳、女性87.74歳。
今年7月30日に厚労省が発表した2020年調査による日本人の平均寿命は過去を更新。
女性は世界1位、男性は世界第2位となりました。
人生百年時代は着実に近づいているようですが、さて、みなさんは何歳まで生きたいですか?
というのも、6月に生命保険文化センターより興味深いデータが公表されました。
60歳以上の男女2,083人を対象にアンケート調査した「ライフマネジメントに関する高齢者の意識調査」で、私が注目したのは「長寿社会に対する意識」です。
中でも「何歳まで生きたいと思うか」という質問に対して「80代」と答えた人53.9%、「90代」30.6%に対し、「100歳以上」は6.0%でした。
この年齢を「短い」と思うか「長い」と思うか ? みなさんはいかかでしょうか ?
年代別では60代の方は後20年以上、70~80代では10年以上、90代では10年内と回答した人が多いようです。
ちなみに同じ質問を40~59歳の中年層1,000人に尋ねたところ、「70代」と回答した人が27.5%、「80代」が43.6%、「90代」は10.3%でした。「長寿社会の不安感」についての質問では「不安が大きい」と答えた高齢者は52.2%で、「希望が大きい」の11.6%を大きく上回りました。
また、「長寿社会において最も不安なこと」という項目では「体の機能の低下」(46%)、「物忘れや判断能力の低下」(29.1%)、「経済面」(16.9%)、「生きがい」(2.6%)と続いています。
かつては人類の共通の願いであった「長寿」。
しかし、希望が見いだせない長寿は、幸せな人生にはつながりません。
老いや死は生きていれば全ての人に等しく訪れる現実。
「お年寄り」は紛れもなくやってくる「明日の自分」です。
9月15日は「老人の日」。長寿社会をいかに生きるか。
年老いても希望が持てる社会にするにはどうすればいいかを「自分事」として真剣に考えたいものです。